虫生の森の植物たちと動物たち

名前が判らないものを見かけたら、画像の上で名前を見て、クリックして確かめてみてください。

エドヒガン

エドヒガン バラ科サクラ属 木本
兵庫県絶滅危惧類 Cランク
日本に自生するサクラ。サクラの元種を代表するひとつです。よく似たソメイヨシノより少し早めに開花します。
花の付け根の部分(咢筒)が膨らんでいるのが、エドヒガンの特徴です、ソメイヨシノはホッソリです。
エドヒガン
ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの交雑種で江戸時代に江戸染井村の植木職人の作、種はできず、萌芽や挿し木などクローン栽培のみで増やしています
2022/4/18

川西市にはエドヒガンの名所が幾つもかありますが、その多さは川西市特有です。虫生の森でももちろん大切に保護しています。虫生の森では群生するよりは他に交じって凛々しく咲いています。これは基地前広場のでシロバナウンゼンツツジ自生地からの移植木です。
花芽 2023/3/14 早くも蕾が膨らんでいます。

エドヒガン 実生
エドヒガン 若い木(実生) 真ん中辺に白いタグがついてます。
斜面を暗くしている常緑樹を伐採するとエドヒガンが生えてきました。エドヒガンは伐採は原則しない落葉樹ですが、やがて大木になると森を暗くしてしまいます。
ここはシロバナウンゼンツツジの自生地で、貴重種や保護対象種の近くに生えてればどちらを優先するのか悩むところ、近いとどちらかを間引くこともあります。
そういう時は、天然記念物指定に反しないよう虫生の森の他の場所に移すことも保護のひとつの方法です。


清和台 高原寺から譲り受けた種から生えた一本が珍しい枝垂れのエドヒガン、虫生の森のレフュージー(避難地) 基地前広場に植えました。初咲きが楽しみですが、枝垂れは劣勢遺伝らしいので咲くか心配、ガンバレ。2023/3/14は花芽はまだでした。
その他 虫生の森の桜たち はこちら。

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春の花, 植物