虫生の森の植物たちと動物たち

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トウネズミモチ

トウネズミモチ モクセイ科イボタノキ属 常緑高木
2023/7/4
トウネズミモチの花
開花時は、木一面に白い花が広がりなかなか綺麗で遠くからでも良く判ります。葉も光沢があり、常緑広葉樹としては姿の良い木です。

中国中南部原産。日本には明治時代に渡来し、街路樹などに利用され、急速に広まりました。
外来生物法で要注意外来生物に指定されています。駆除法としては、「植栽に利用しない,実生・稚樹の抜き取り,伐採」が推奨されています。沢山なる黒い実はヒヨドリの大好物で素早く拡散し、発芽率は高く成長も早い。虫生の森でも多数生えていて在来植物を駆逐する勢いです。駆除をしていますが生える方も多く、なかなか追いつきません。
葉は楕円形で厚く光沢があり、普通にある在来種のネズミモチよりも大きく、主葉脈はネズミモチでもみえますが、側葉脈も透けて見えるので区別できます。花期は6月~7月頃で、枝先にネズミモチよりも大きな円錐形の花の集まり(花序)を出して、黄白色の花を多数咲かせます。果実は12月頃に丸い紫黒色に熟します。