階段を下ると基地に電気が来ました。保全活動に役立てていきます。


今日は雨のため長らくできずにいた、コナラの倒木の撤去作業をしました。チェーンソーを使える3人の会員が段取りよく倒木を切断し、他の会員はその倒木をロープで移動させるなどの協力をして、1時間余りでだいたいの作業が終わりました。倒木によって壊れた手摺りの修復は次回以降ですが、付近にはまだまだ立ち枯れた木が散見されますので、こちらの方の処理も順次取りかかって行かねばなりません。心地よい森の景観を維持するのはたいへんですが、でも景観がすっきりすると森が喜んでいるようにも見え、こちらの心まですっきりしてきます。

森の中ではいよいよノコギリクワガタが登場。また、モリアオガエルの産卵が今もなお続いていますが、今日はどうしたわけかメスが卵塊の上にそのまま残っていました


生き物を観察しながら身近な自然の環境保全を学ぶ、「水辺の生物観察会」を虫生川にて開催しました。「川西いきもの研究会」の牛尾巧氏を講師にお招きし、10人が参加しました。2023年に始まり、今回が3回目です。

この日は特徴的な水生生物や外来生物の問題について学んだ後、虫生川に下りて生き物をたも網で採取。童心に帰って自然とのふれあいを楽しんだ結果、捕まえることのできた生き物は20種以上、水質調査の指標生物としては水質階級(Ⅰ)のサワガニ、(Ⅱ)のカワニナ、(Ⅲ)のミズムシ等があり、保全区域内の虫生川は水質階級としては(Ⅱ)のややきれいな水であることが確認されました。

その後捕まえた生き物は川に戻し、虫生川の豊かさを今後も守っていくという思いを皆で共有したのでした。


今年度、清和台中学校のトライやるウィークは1日のみとなり、生徒は3人の受け入れとなりました。「清中広場」の整備作業(ササ刈り、低木の伐倒)の他、日本の森林についての学習、森の観察などを行いました。生徒達にとってはふだんあまり接することのない環境だったようですが、森の魅力や森の不思議を少しでも感じ取ってもらえる機会になればなと思います。

森の中では、朝はまだ蕾だったササユリ(右下)が一斉に開花し始めました。また、エノキやハナイカダ(左上)の実も目に付きました。


恒例行事が4/8の総会から始まり、シロバナウンゼンツツジの公開、公開の反省会、小学校の体験学習と続いたので、通常の保全作業は7週ぶりです。その間に気になっていた、枯れた古木の倒伐等の森の整備を行いました。得られた丸太の1部は、来年地域で催されるとんど祭りに使われる予定です。

森の中では数カ所でウツギ(卯の花・左下の白い花)が咲き誇り、遠くからはホトトギスの鳴き声が聞こえてくるという、まさに夏の到来を実感させる情景でした。また、里道脇に伸びすぎたサンショウの枝を剪定しました。


2025/5/20 清和台小学校体験学習

先週の清和台南小学校に続き、児童35名の参加で体験学習を実施。森や動植物についての座学、森での植物観察、ササ刈りなどを行いました。

今年1番の暑さも、森の中の心地よい環境の中で、観察、作業にワクワクしながら取り組めました。

前日の晩に産み付けられたとみられるモリアオガエルの卵塊に驚いたり、開花し始めたコアジサイの香りにうっとりしたりと、未知のものに触れることのできた児童達の表情が印象的な学習会でした。
左上:モリアオガエルが今年も基地前広場の池に卵塊を産みました。右下:小さなコアジサイの花が咲いています。

2025/5/14 清和台南小学校 体験学習を実施しました。

児童30名が参加され、植物の話し・紙芝居など座学と、森で植物観察・笹刈りを体験してもらいました。