奥の広場

奥の広場 昆虫ビオトープ 清中広場

奥の広場のパノラマ 冬
奥の広場は、里山林の姿をイメージして整備しています。
人が入り易いくらいに木を間引き、冬でも落葉しない常緑高木樹を伐採すると冬はこのように地面に光が届くようになります。今まで地中に埋没していた貴重な植物の種が太陽の光を浴びて芽を吹きだしてきます。落葉は森の土の栄養になり、森の中での資源循環の大切な要素です。

2023/3/8 冬の奥の広場
2023/3/8
整備開始前の状態を維持している冬でも暗い林 (基地前広場~P1地点)
虫生の森の里山整備では埋没種子の発芽を促す場合以外では、自然の落ち葉はそのままにしています。昆虫の越冬場になったり、落ち葉や落ち枝が腐葉土になり林の栄養になる自然の循環を乱さないためです。
昔の里山林は、かまどの薪や落ち葉や下草を田畑の肥料にする必要に迫られた過度な利用で多様性は高いが痩せた林だったのです。今は里山整備をする人の手により、育まれた里山林は多様性豊かな植生を取り戻しています。末永く維持してゆきたいものです。
常緑高木樹ばかりになる運命の日本の森林を限定した地域だけでも里山として取り戻して多様性を守ることは大切だと我々は考えています。
虫生の森は、それだけではなく、近郊地生活を営む人々が気楽に親しみ、自然を大切にする「まち山」の姿を目指しています。

清中広場の冬のパノラマ 冬
2023/3/8
奥の広場では、清和台中学のトライやるウィーク や 清和台の小学校の体験学習のフィールドとしても利用しています。